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氯雷他定溶膜剂说明书(原研)

2014年7月改訂(第8版)

日本標準商品分類番号87449医薬品インタビューフォーム

日本病院薬剤師会のIF記載要領2013に準拠して作成

持続性選択H

受容体拮抗?アレルギー性疾患治療剤

1

ロラタジン錠10mg「KN」

LORATADINE Tablets 10mg「KN」

ロラタジン錠

ロラタジンODフィルム10mg「KN」

LORATADINE OD Film 10mg「KN」

ロラタジン口腔内崩壊フィルム

医療関係者向けホームページ:

本IFは2014年7月改訂(第5版)(ロラタジン錠10mg「KN」)、2014年7月改訂(第5版)

(ロラタジンODフィルム10mg「KN」)の添付文書の記載に基づき改訂した。

最新の添付文書情報は、医薬品医療機器情報提供ホームページ

目次

Ⅰ.概要に関する項目

1.開発の経緯 (1)

2.製品の治療学的?製剤学的特性 (1)

Ⅱ.名称に関する項目

1.販売名 (2)

(1)和名 (2)

(2)洋名 (2)

(3)名称の由来 (2)

2.一般名 (2)

(1)和名(命名法) (2)

(2)洋名(命名法) (2)

(3)ステム (2)

3.構造式又は示性式 (2)

4.分子式及び分子量 (2)

5.化学名(命名法) (2)

6.慣用名、別名、略号、記号番号 (3)

7.CAS登録番号 (3)

Ⅲ.有効成分に関する項目

1.物理化学的性質 (4)

(1)外観?性状 (4)

(2)溶解性 (4)

(3)吸湿性 (4)

(4)融点(分解点)、沸点、凝固点 (4)

(5)酸塩基解離定数 (4)

(6)分配係数 (4)

(7)その他の主な示性値 (4)

2.有効成分の各種条件下における安定性 (4)

3.有効成分の確認試験法 (4)

4.有効成分の定量法 (4)

Ⅳ.製剤に関する項目

1.剤形 (5)

(1)剤形の区別、外観及び性状 (5)

(2)製剤の物性 (5)

(3)識別コード (5)

(4)pH、浸透圧比、粘度、比重、

無菌の旨及び安定なpH域等 (5)

2.製剤の組成 (5)

(1)有効成分(活性成分)の含量 (5)

(2)添加物 (5)

(3)その他 (5)

3.懸濁剤、乳剤の分散性に対する注意 (5)

4.製剤の各種条件下における安定性 (6)

5.調製法及び溶解後の安定性 (7)

6.他剤との配合変化(物理化学的変化) (7)

7.溶出性 (7)

8.生物学的試験法 (11)

9.製剤中の有効成分の確認試験法 (11)

10.製剤中の有効成分の定量法 (11)

11.力価 (11)

12.混入する可能性のある夾雑物 (11)

13.注意が必要な容器?外観が特殊な容器に

関する情報 (11)

14.その他 (11)

Ⅴ.治療に関する項目

1.効能又は効果 (12)

2.用法及び用量 (12)

3.臨床成績 (12)

(1)臨床データパッケージ (12)

(2)臨床効果 (12)

(3)臨床薬理試験 (12)

(4)探索的試験 (12)

(5)検証的試験 (12)

1)無作為化並行用量反応試験 (12)

2)比較試験 (12)

3)安全性試験 (12)

4)患者?病態別試験 (12)

(6)治療的使用 (12)

1)使用成績調査?特定使用成績調査

(特別調査)?製造販売後臨床試験

(市販後臨床試験) (12)

2)承認条件として実施予定の内容又は

実施した試験の概要 (13)

Ⅵ.薬効薬理に関する項目

1.薬理学的に関連ある化合物又は

化合物群 (14)

2.薬理作用 (14)

(1)作用部位?作用機序 (14)

(2)薬効を裏付ける試験成績 (14)

(3)作用発現時間?持続時間 (14)

Ⅶ.薬物動態に関する項目

1.血中濃度の推移?測定法 (15)

(1)治療上有効な血中濃度 (15)

(2)最高血中濃度到達時間 (15)

(3)臨床試験で確認された血中濃度 (15)

(4)中毒域 (17)

(5)食事?併用薬の影響 (17)

(6)母集団(ポピュレーション)解析により

判明した薬物体内動態変動要因 (17)

2.薬物速度論的パラメータ (17)

(1)解析方法 (17)

(2)吸収速度定数 (17)

(3)バイオアベイラビリティ (17)

(4)消失速度定数 (17)

(5)クリアランス (17)

(6)分布容積 (17)

(7)血漿蛋白結合率 (17)

3.吸収 (17)

4.分布 (18)

(1)血液-脳関門通過性 (18)

(2)血液-胎盤関門通過性 (18)

(3)乳汁への移行性 (18)

(4)髄液への移行性 (18)

(5)その他の組織への移行性 (18)

5.代謝 (18)

(1)代謝部位及び代謝経路 (18)

(2)代謝に関与する酵素(CYP450等)の

分子種 (18)

(3)初回通過効果の有無及びその割合 (18)

(4)代謝物の活性の有無及び比率 (18)

(5)活性代謝物の速度論的パラメータ (18)

6.排泄 (19)

(1)排泄部位及び経路 (19)

(2)排泄率 (19)

(3)排泄速度 (19)

7.トランスポーターに関する情報 (19)

8.透析等による除去率 (19)

Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目

1.警告内容とその理由 (20)

2.禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む) (20)

3.効能又は効果に関連する使用上の注意

とその理由 (20)

4.用法及び用量に関連する使用上の注意

とその理由 (20)

5.慎重投与内容とその理由 (20)

6.重要な基本的注意とその理由及び

処置方法 (20)

7.相互作用 (20)

(1)併用禁忌とその理由 (20)

(2)併用注意とその理由 (21)

8.副作用 (21)

(1)副作用の概要 (21)

(2)重大な副作用と初期症状 (21)

(3)その他の副作用 (21)

(4)項目別副作用発現頻度及び

臨床検査値異常一覧 (21)

(5)基礎疾患、合併症、重症度及び

手術の有無等背景別の副作用発現頻度 (22)

(6)薬物アレルギーに対する注意

及び試験法 (22)

9.高齢者への投与 (22)

10.妊婦、産婦、授乳婦等への投与 (22)

11.小児等への投与 (22)

12.臨床検査結果に及ぼす影響 (22)

13.過量投与 (22)

14.適用上の注意 (23)

15.その他の注意 (23)

16.その他 (23)

Ⅸ.非臨床試験に関する項目

1.薬理試験 (24)

(1)薬効薬理試験

(「Ⅵ.薬効薬理に関する項目」参照) (24)

(2)副次的薬理試験 (24)

(3)安全性薬理試験 (24)

(4)その他の薬理試験 (24)

2.毒性試験 (24)

(1)単回投与毒性試験 (24)

(2)反復投与毒性試験 (24)

(3)生殖発生毒性試験 (24)

(4)その他の特殊毒性 (24)

Ⅹ.管理的事項に関する項目

1.規制区分 (25)

2.有効期間又は使用期限 (25)

3.貯法?保存条件 (25)

4.薬剤取扱い上の注意点 (25)

(1)薬局での取り扱い上の留意点について (25)

(2)薬剤交付時の取扱いについて

(患者等に留意すべき必須事項等) (25)

(3)調剤時の留意点について (25)

5.承認条件等 (25)

6.包装 (25)

7.容器の材質 (26)

8.同一成分?同効薬 (26)

9.国際誕生年月日 (26)

10.製造販売承認年月日及び承認番号 (26)

11.薬価基準収載年月日 (26)

12.効能又は効果追加、用法及び用量変更追加

等の年月日及びその内容 (26)

13.再審査結果、再評価結果公表年月日

及びその内容 (26)

14.再審査期間 (26)

15.投薬期間制限医薬品に関する情報 (26)

16.各種コード (27)

17.保険給付上の注意 (27)

ⅩⅠ.文献

1.引用文献 (28)

2.その他の参考文献 (28)

ⅩⅡ.参考資料

1.主な外国での発売状況 (29)

2.海外における臨床支援情報 (29)

ⅩⅢ.備考

その他の関連資料 (30)

1.開発の経緯

持続性選択H

受容体拮抗?アレルギー性疾患治療剤であり、いわゆる第二世代抗ヒスタミン剤

1

である。

ロラタジン錠10mg「KN」は、小林化工㈱が後発医薬品として開発を企画し、薬食発第0331015号(平成17年3月31日付)に基づき、規格及び試験方法の設定、安定性試験、生物学的同等性試験を実施し、2011年(平成23年)7月に承認を取得し、同年11月の薬価収載とともに発売に至った。その後、2012年(平成24年)2月2日付で用法?用量の一部変更承認を取得した。

また、ロラタジンODフィルム10mg「KN」は、小林化工㈱がフィルム剤の剤形追加品として開発を企画し、薬食発第0331015号(平成17年3月31日付)に基づき、規格及び試験方法の設定、安定性試験、生物学的同等性試験を実施し、2012年(平成24年)2月に承認を取得し、同年6月の薬価収載とともに発売に至った。その後、2012年(平成24年)6月15日付で用法?用量の一部変更承認を取得した。

2.製品の治療学的?製剤学的特性

①1日1回投与の持続性選択H

受容体拮抗?アレルギー性疾患治療剤である。

1

②第2世代の抗ヒスタミン薬である。

第1世代に比し、

?眠気などの副作用は改善されている。

?鼻閉に対する効果が優れている。

?効果の持続性があり、連用により改善率が上昇する。

③副作用(頻度不明)

重大な副作用として、ショック、てんかん、痙攣、肝機能障害?黄疸があらわれたとの報告がある。

ロラタジンODフィルム10mg「KN」

?甘味のあるメントール風味のフィルム状の口腔内崩壊剤である。

?携帯に便利な薄型のフィルム剤である。

?錠剤が服用しづらい患者様でも服用が容易である。

1.販売名

(1)和名

ロラタジン錠10mg 「KN 」

ロラタジンOD フィルム10mg 「KN 」

(2)洋名

LORATADINE Tablets 10mg 「KN 」 LORATADINE OD Film 10mg 「KN 」

(3)名称の由来

一般名+剤形+規格含量+「KN 」 Kobayashikako Network Kobayashikako Nippon

2.一般名

(1)和名(命名法)

ロラタジン(JAN)

(2)洋名(命名法)

Loratadine(JAN) loratadine(INN)

(3)ステム1)

三環系ヒスタミンH 1受容体拮抗薬:-tadine

3.構造式又は示性式

構造式:

4.分子式及び分子量

分子式:C 22H 23ClN 2O 2 分子量:382.88

5.化学名(命名法)

Ethyl 4-(8-chloro-5,6-dihydro-11H -benzo[5,6]cyclohepta[1,2-b ]pyridin-11-ylidene) -1-piperidinecarboxylate (IUPAC )

6.慣用名、別名、略号、記号番号

記号番号(治験薬コード):

ロラタジン錠10mg「KN」:KLOR

ロラタジンODフィルム10mg「KN」:KLOR(F)

7.CAS登録番号

79794-75-5(Loratadine)

Ⅲ.有効成分に関する項目

1.物理化学的性質

(1)外観?性状

白色の結晶性の粉末である。

(2)溶解性

各種溶媒における溶解度

メタノール、エタノール(99.5)又は酢酸(100)に溶けやすく、水にほとんど溶けない。

(3)吸湿性

該当資料なし

(4)融点(分解点)、沸点、凝固点

133~137℃

(5)酸塩基解離定数

該当資料なし

(6)分配係数

該当資料なし

(7)その他の主な示性値

紫外部吸収スペクトル:本品のメタノール溶液(1→125000)につき、紫外可視吸光度測定法

により吸収スペクトルを測定するとき、波長245~249nmに吸収の

極大を認める。

2.有効成分の各種条件下における安定性

該当資料なし

3.有効成分の確認試験法

(1)紫外可視吸光度測定法

(2)赤外吸収スペクトル測定法(臭化カリウム錠剤法)

(3)炎色反応試験(2)

4.有効成分の定量法

液体クロマトグラフィー(内標準法)

検出器:紫外吸光光度計

測定波長:220nm

Ⅳ.製剤に関する項目

1.剤形

(1)剤形の区別、外観及び性状

約6.6mm

(2)製剤の物性

溶出性:「Ⅳ.製剤に関する項目7.溶出性」の項参照

(4)pH、浸透圧比、粘度、比重、無菌の旨及び安定なpH域等

該当しない

2.製剤の組成

(1)有効成分(活性成分)の含量

ロラタジン錠10mg「KN」:1錠中、ロラタジン10mg含有

ロラタジンODフィルム10mg「KN」:1枚中、ロラタジン10mg含有

(2)添加物

(3)その他

該当資料なし

3.懸濁剤、乳剤の分散性に対する注意

該当しない

4.製剤の各種条件下における安定性2)

ロラタジン錠10mg「KN」:

*2:「Ⅳ.製剤に関する項目 9.製剤中の有効成分の確認試験法」に適合した。

*3:日局(JP15)一般試験法製剤均一性試験法 1.含量均一性試験に適合した。

最終包装製品を用いた加速試験(40℃、75%RH、6ヵ月)の結果、ロラタジン錠10mg「KN」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。

*2:「Ⅳ.製剤に関する項目 9.製剤中の有効成分の確認試験法」に適合した。

*3:日局(JP15)一般試験法製剤均一性試験法 1.含量均一性試験に適合した。

*4:7日目で吸湿し、軟化が確認された。

最終包装製品を用いた、長期保存試験(25℃、60%RH、3年間)の結果、ロラタジンODフィルム10mg「KN」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。

5.調製法及び溶解後の安定性

該当しない

6.他剤との配合変化(物理化学的変化)

該当資料なし

7.溶出性3)

<溶出挙動における類似性:生物学的同等性試験ガイドラインに基づく溶出試験>

ロラタジン錠10mg「KN」:

後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン医薬審第487号(平成9年12月22日付)、剤型が異なる製剤の追加のための生物学的同等性試験ガイドライン医薬審発第783号(平成13年5月31日付)、後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン等の一部改正について薬食審査発第1124004号(平成18年11月24日付)

試験条件

試験方法:日本薬局方(JP15)一般試験法溶出試験法(パドル法)

試験液量:900mL

温度:37±0.5℃

試験液:①pH1.2(日局溶出試験第1液)

②pH3.0(薄めたMcIlvaineの緩衝液)

③pH6.8(日局溶出試験第2液)

④水

回転数:50min-1 試験液①~④

100min-1 試験液②

判定基準

試験液①

標準製剤及び試験製剤が15分以内に平均85%以上溶出するか、又は15分におけ

る試験製剤の平均溶出率が標準製剤の平均溶出率±15%の範囲にある。

試験液②(50min-1)

標準製剤の平均溶出率が40%及び85%付近の適当な2時点において、試験製剤の

平均溶出率が標準製剤の平均溶出率±15%の範囲にある。

試験液③、④

標準製剤が規定された試験時間における平均溶出率の1/2の平均溶出率を示す適

当な時点、及び規定された試験時間において、試験製剤の平均溶出率が標準製剤の平均溶出率±9%の範囲にある。

試験液②(100min -1)

標準製剤の平均溶出率が60%及び85%付近の適当な2時点において、試験製剤の

平均溶出率が標準製剤の平均溶出率±15%の範囲にある。

試験結果

ロラタジン錠10mg 「KN 」の溶出挙動は、各試験液において標準製剤と類似している

ことが確認された。

図1 ロラタジン錠10mg 「KN 」の溶出挙動における類似性

n=12

KN 」)

表1 ロラタジン錠10mg「KN」の溶出挙動における類似性

ロラタジンODフィルム10mg「KN」:

後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン医薬審第487号(平成9年12月22日付)、剤型が異なる製剤の追加のための生物学的同等性試験ガイドライン医薬審発第783号(平成13年5月31日付)、後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン等の一部改正について薬食審査発第1124004号(平成18年11月24日付)

試験条件

試験方法:日本薬局方(JP15)一般試験法溶出試験法(パドル法)

試験液量:900mL

温度:37±0.5℃

試験液:①pH1.2(日局溶出試験第1液)

②pH4.0(薄めたMcIlvaineの緩衝液)

③pH6.8(日局溶出試験第2液)

④水

回転数:50min-1 試験液①~④

100min-1 試験液②

判定基準

試験液①、②

標準製剤及び試験製剤が15分以内に平均85%以上溶出するか、又は15分におけ

る試験製剤の平均溶出率が標準製剤の平均溶出率±15%の範囲にある。

試験液③、④

標準製剤が規定された試験時間における平均溶出率の1/2の平均溶出率を示す適

当な時点、及び規定された試験時間において、試験製剤の平均溶出率が標準製剤

の平均溶出率±9%の範囲にあるか、またはf2関数の値が53以上である。

試験結果

ロラタジンODフィルム10mg「KN」の溶出挙動は、各試験液において標準製剤と類似

していることが確認された。

図2 ロラタジンOD フィルム10mg 「KN 」の溶出挙動における類似性 (試験製剤及び標準製剤の平均溶出率の比較)

n=12

10mg 「KN 」) )

表2 ロラタジンODフィルム10mg「KN」の溶出挙動における類似性

8.生物学的試験法

該当しない

9.製剤中の有効成分の確認試験法

ロラタジン錠10mg「KN」:

(1)紫外可視吸光度測定法

(2)薄層クロマトグラフィー

(3)炎色反応試験(2)

ロラタジンODフィルム10mg「KN」:

(1)紫外可視吸光度測定法

(2)薄層クロマトグラフィー

10.製剤中の有効成分の定量法

液体クロマトグラフィー(内標準法)

検出器:紫外吸光光度計

測定波長:247nm

内標準溶液:P-ヒドロキシ安息香酸n-ノニールの希釈液溶液(1→3000)

11.力価

該当しない

12.混入する可能性のある夾雑物

該当資料なし

13.注意が必要な容器?外観が特殊な容器に関する情報該当しない

14.その他

該当しない

Ⅴ.治療に関する項目

1.効能又は効果

アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹?皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒

2.用法及び用量

ロラタジン錠10mg「KN」:

成人:通常、ロラタジンとして1回10mgを1日1回、食後に経口投与する。なお、年齢?症状により適宜増減する。

小児:通常、7歳以上の小児にはロラタジンとして1回10mgを1日1回、食後に経口投与する。

ロラタジンODフィルム10mg「KN」:

成人:通常、ロラタジンとして1回10mgを1日1回、食後に経口投与する。なお、年齢?症状により適宜増減する。

小児:通常、7歳以上の小児にはロラタジンとして1回10mgを1日1回、食後に経口投与する。

<用法?用量に関連する使用上の注意>

本剤は口腔内で崩壊することから唾液のみ(水なし)でも服用可能であるが、口腔粘膜から吸収されることはないため、水なしで服用した場合は唾液で飲み込むこと。(「適用上の注意」の項参照)

3.臨床成績

(1)臨床データパッケージ

該当資料なし

(2)臨床効果

該当資料なし

(3)臨床薬理試験

該当資料なし

(4)探索的試験

該当資料なし

(5)検証的試験

1)無作為化並行用量反応試験

該当資料なし

2)比較試験

該当資料なし

3)安全性試験

該当資料なし

4)患者?病態別試験

該当資料なし

(6)治療的使用

1)使用成績調査?特定使用成績調査(特別調査)?製造販売後臨床試験(市販後臨床試験)

該当資料なし

2)承認条件として実施予定の内容又は実施した試験の概要

該当しない

1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群4)

第2世代抗ヒスタミン薬:ケトチフェンフマル酸塩、アゼラスチン塩酸塩、オキサトミド、メ

キタジン、エメダスチンフマル酸塩、エピナスチン塩酸塩、エバスチン、セチリジン塩酸塩、レボカバスチン塩酸塩、ベポタスチンベシル酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩、オロパタジン塩酸塩

2.薬理作用

(1)作用部位?作用機序

ロラタジン及びその活性代謝物(DCL)は、持続性の選択的ヒスタミンH 1受容体拮抗作用を示す。また、肥満細胞に作用して、ヒスタミン、LTC 4等のケミカルメディエーター遊離抑制作用を有すると考えられている。血液-脳関門を通過しにくいため、中枢神経系への影響が少ない。

(2)薬効を裏付ける試験成績

該当資料なし

以下の報告がある。5)

ヒスタミンH 1-受容体拮抗作用:

未変化体及びDCL ※は、モルモットの肺H 1-受容体でヒスタミンと拮抗し、モルモット摘

出回腸のヒスタミン誘発収縮を抑制(in vitro )。DCL ※のヒトH 1-受容体拮抗作用は未変化体よりも強かった。また、ラットのヒスタミン誘発皮膚血管透過性亢進、マウスのヒスタミン誘発足蹠浮腫及びモルモットのヒスタミン誘発致死を抑制(in vivo )。 抗原誘発反応に対する作用:

ラット及びモルモットの受身皮膚アナフィラキシー反応(PCA 反応)並びに能動感作ラ

ット及びモルモットの抗原誘発鼻腔内色素漏出反応を抑制。 作用の持続性:

ラットのヒスタミン誘発皮膚血管透過性亢進に対する抑制作用は、経口投与後12時間

でも認められた(in vivo )。ヒトで錠10mg 単回投与後14時間以上でもヒスタミン誘発皮内反応(膨疹及び紅斑)を抑制。 その他の作用:

未変化体又はDCL ※は、ラット腹腔肥満細胞又はマウス肥満細胞株MC-9細胞からのヒス

タミン又はロイコトリエンC 4遊離を抑制し(in vitro )、能動感作モルモットに経口投与時の摘出肺切片からの抗原誘発ヒスタミン遊離を抑制(ex vivo )。 ※DCL :活性代謝物(descarboethoxyloratadine )

(3)作用発現時間?持続時間

該当資料なし

1.血中濃度の推移?測定法

(1)治療上有効な血中濃度

該当資料なし

(2)最高血中濃度到達時間6)

(3)臨床試験で確認された血中濃度6)

<生物学的同等性試験>

ロラタジン錠10mg「KN」:

後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン医薬審第487号(平成9年12月22日付) 、後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン等の一部改正について薬食審査発第1124004号(平成18年11月24日付)

ロラタジン錠10mg「KN」と標準製剤を、それぞれ1錠(ロラタジン10mg)を、2剤2期のクロスオーバー法により健康成人男子に水150mLとともに絶食単回経口投与した。第Ⅰ期と第Ⅱ期の休薬期間は7日間とした。治験薬の投与前、投与1、1.5、2、2.5、3、4、6、8、12、24、48及び72時間後の計13時点に採血を行い、LC/MS/MS法にて血漿中活性代謝物(DCL)濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.8)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された(図3、表3)。

図3 活性代謝物(DCL)の血漿中濃度推移

表3 薬物動態パラメータ

(Mean±S.D.、n=19)

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